
いつまで続くかこの猛暑!
今時スーツの上着を着て歩いるのは、就職活動をしている人と営業マンくらいではないでしょうか・・・。
ほんと、ばかばかしい暑さです!
さて先月、元柔道選手のアントン・ヘーシンク氏が亡くなりました。
かつて東京オリンピックの柔道無差別級(この大会で柔道が初めて採用されたそうです)でオランダ人ながら金メダルを獲得したという、あの人です。
私はまだ生れてもいませんでしたが、柔道世界一を決める初めての大会をオランダ人が制したということで、日本人には相当衝撃だったようですね。私も知っているくらいですから。
決勝で勝利が決まった瞬間、オランダの関係者が歓喜して、畳の上のヘーシンクに駆け寄ろうとしたところをこれを手で制した、というエピソードは有名ですが、私は当時の映像を見て、ひどく感銘を受けたことを覚えています。
「礼が済んで畳を下りるまでは試合は終わっていない!」とでも言っているのでしょう。
当時の世界のスポーツの中で、「礼」というものを重んじた日本の武道は、外国人には奇異に感じらるものだったかもしれませんが、これをきっちりと世界に励行して見せたのがオランダ人であったということに、心を熱くさせるものがありました。
「柔道」とは何かをしっかり学んでいての金メダルだったんですね。
近頃のJUDOでは、日本人選手でも勝った瞬間にガッツポーズをする光景をよく見ますし、「礼」も、礼をしているというよりは、一連の動作の中の一つの動きとしか見えないようなおざなりなものも結構あります。
嘆かわしいと思っているのは、すでに古い考え方なのでしょうかね。(でも日本人だけは、綺麗な礼をして欲しいなと思うんですが・・・)
そういえば、相撲の初代若乃花さんも亡くなりましたね。
この若乃花さんは、外国の諸民族に伝わるスモウ競技をいくつか見歩いて研究されていたなど、新聞で読みました。
国技の国際化の先鞭を付けたという意味では、ヘーシンクさんと似ているかもしれません。
今や相撲も、SUMOになってしまって、外国人のみならず日本人も礼儀が云々といわれていますが・・・いや、なかな難しいものがあります。
指導者の考え方の変化といえばそうかも知れませんが、なにやら寂しいですね。
大相撲秋場所も世界柔道もそろそろ始まります。(楽しみです。)
ヘーシンクさんや若乃花さんに嘆かれないような大会にして欲しいものです。