お盆休みを経て心機一転、業務を開始したのも束の間、風邪でダウンしてしまいました。
 仕事を休み数日間、布団の中で自己の健康管理の甘さを猛省しながら、あることを思い出していました。

 私は前職でとある保険会社の営業マンをしておりまして、そこでは比較的フレキシブルな(自己都合的な)出社が認められていました。ただ月曜の朝だけはミーティングが行われるため、絶対に出社しなければなりませんが、この月曜の朝というのは最も体調を崩しやすいタイミングでもあります(二日酔いの確率も高いのです・・・)。しかし私は愚直にこれを守って、這ってでも、という思いで出社していました。

 かつてマイルールという言葉がはやっていたこともありましたが、この「月曜は休まない」は確実に私のマイルールになっていました。(ちなみに今回も月曜は出社しました・・・)

 同僚の保険マンを見渡してみますと、それぞれ様々なマイルールを持っているようでした。

 例えば。

 プライベートな飲み会でも必ず保険のパンフレットは持っていく、顧客の誕生日は全て暗記している、などの仕事に直結するものもあれば、1日1回は見知らぬ人に挨拶をする、健康診断の前日は酒を飲まない(当たり前だ!)、初めて会う客には無地の白ワイシャツを着る(ゲンかつぎ?)、などの意味不明のものまで、実に様々。

 しかし、これらは別に遊んでいるわけではないのです。

 実はルール(義務)と位置づけていながらも、これらを意固地に守り続けることによって、自分は立派な営業マンだ、というプライドが生まれてくるのです。そしてそのプライドが保たれていることが、営業マンとしてのモチベーションの維持につながっているのでした。一つのことをきちんと遵守している自分を「清く正しい」と思い込むことによって、営業マンである自分を鼓舞しているです。
 マイルールにはそんなすばらしい効果があるのでした。

 
 そう考えると、なにも営業マンに限りません。

 例えば、法律事務所で働く人たち(弁護士・事務職員)には、最重要義務として守秘義務や法令遵守義務がありますが、これをマイルールとしてみたらいかがでしょう?(横断歩道を渡るという交通法規を意固地に守ることによって、「法律事務に携わる人間」であるというプライドを高めるってことです。) 
 義務として遵守しなければならなかったものを、積極的にモチベーション・アップの手段としてみるだけでも、お仕事の心意気が違ってくるのではないでしょうか。
 

 まあその前に、早く風邪治せってことですが・・・。